• 2011/3/11 東北地方太平洋沖地震

    宿命って残酷だ。

    天災とはどう生きてても避けられないものなのだろうか。
    なぜこんなことを命に宿らされているのだろうか。

    何も出来ないし何も手につかずにただただ祈ることしか出来ない。
    それが悲しい。何か出来ないかとずっと考えてみる。

    だけど、誰がそれを望むのだろうか。
    僕は何をすればいいのだろうか。
    僕にはわからない。

    苦しんでいる人に何ができるのだろうか。
    死んでいった人に何ができるのだろうか。

    僕は生き抜く事しか出来ない。

    色々な国や人やモノや自然や植物など様々な犠牲の上で
    私たちの生活が成り立っている事を考えなければならない。

    のうのうと生きられている事に感謝し自分は何が出来るかを
    毎日考えなければならない。

    自分が生きる事で犠牲になっている何かを考えて
    そして自分に何が出来るかを考えて

    だから、生きる。

    この答えは生きなければ分からない
    そして、それが死んでいったたくさんの命への答えだと思う。

    今、僕には何も出来ない。
    だけど、次に何かが起これば何か出来るだろう。
    それがどんな些細なことであったとしても。





    浅瀬に仇波
    「浅瀬には波が立ち、深いところには波が立たない。
    考えが浅い者ほど、よくしゃべる。」

    今回の地震。生き延びた皆で生命の大切さをよく考え、議論し
    もうどこにも波を立たせない様にしよう。