• 僕の知る限りフランスでスタットレスやチェーンを巻いてる車は皆無。僕も雪で搭乗予定の飛行機が欠航しブリュッセルの小さな空港で一夜を明かした時、食料も飲み物も全く提供されず放置状態。けれどこの日、この飛行機会社を選んだ自分と天災という仕方ないんだという気持ちで長い夜を過した。フランス人は何もかも人災であり政府の責任と判断する。自己責任を認めない国であるなぁとやはり感じた。この解釈からすれば日本の不景気も自殺率の多さも全て政府の責任で国がなんとかすべきと解釈される。それを仕方ないで済ます性格が日本の政治をダメにするのではないか。国民が政府の所為だと認識する事によって今以上に革命が起こるのではないだろうか。またそれに答えるのが政治家の役割。このフランス人の感覚を少しは日本人も見習った方がいい。国民が何かあれば政府の所為と言えばいくら何でも黙ってはいないでしょう。だからこそ責任をなすり付けるわけではないけれどももっと声を上げるべき

    【パリの屋根の下で】山口昌子 降雪も政府が悪いから?!