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    共同通信社)イタリア南部ナポリで21日、マフィアなどの犯罪組織の犯行による犠牲者を追悼し、政府に対策強化を求める市民団体主催の集会が行われた。警察発表によると、10万人以上の市民が参加、同国の反マフィア集会では過去最大規模。
     イタリアの犯罪組織としては南部シチリアのマフィアのほか、ナポリのカモッラなどが大きな勢力を持ち、麻薬の密売などで得られる年間収入は計1300億ユーロ(約17兆円)と「イタリア最大企業の売り上げに匹敵する」との報告もある。
     集会では、犠牲者の遺族が遺影を持ちながら行進、犠牲者計約900人の名前が読み上げられた。カモッラの暗部を描いた世界的ベストセラー「ゴモラ(邦題・死都ゴモラ)」の作者で、摘発により打撃を受けたカモッラから「暗殺予告」を受けている作家サビアーノ氏(29)も参加した。