• 男性差別の象徴



    それは

    徴兵


    今でもいくつかの国で徴兵制度を導入していて、
    日本でも若者の教育の一環として徴兵制の導入を
    求める声もあるようですが、、、
    これは教育≠軍事であることから当然反対です。



    男性差別の象徴といったけど、
    一部の国では男女問わず徴兵をする国もあり、
    イギリスはWW2で唯一男女問わず徴兵をしてました。

    ですが、日本も含め多くの国が男性のみ徴兵している中、
    タイの徴兵制についてとても違和感を覚えました。

    タイ国籍の男性は、21歳になると徴兵検査を受けることが義務となっていて
    徴兵検査合格者からくじ引きで実際に兵役に就く者が選ばれます。

    そんな中、男性器を切除したニューハーフと呼ばれる人々が多く、
    現在タイの法律では戸籍の性別は変えることが出来ないため、
    ニューハーフであっても戸籍上の性別が「男性」である限り、
    徴兵検査や兵役のくじ引きに参加しなければならないようです。

    今までは
    「強く勇敢な兵士になれそうに無く、軍の風紀も乱れる恐れがある」
    との理由から「精神障害者」ということにして不合格
    になっているのが現状だったそうです。

    ニューハーフに対して、精神障害者という判断はあまりにもお粗末。
    ちょっと空いた口が塞がらないというか、こんな国が今でもあるのか、、
    呆れてしまった。

    ニューハーフも一人の人間であり、
    戸籍上男性であるならば同様の処置をとるべきである。

    なお、日本でも当時、俳優の伴淳三郎は召集令状を受け取り、
    徴兵検査にはきれいに化粧をした女装で出かけていき、
    その格好を見た検査官が激怒して検査場から追い出され、
    検査直前に醤油を大量に(一升瓶1本分)飲み、「肝臓病」を装って徴兵を逃れたそうですが、、、


    NATOや軍事が何かと話題になっている今日この頃。
    軍部における性別の判断というのはニューハーフも含め
    とてもマッチョ的なイメージがやはり拭いきれず、
    どう判断しても旧態依然であり、
    志願兵制・徴兵制共に世界的に再考すべきだ。


    その後のタイ防衛省の対応

    NATION紙2008年3月20日号によると、最近ゲイ権利団体が軍に「徴兵検査失格証明書に精神障害者であると記載されているために就職やローンの審査で不利になる」と抗議した。それを受けて防衛省徴兵局長のソムキアット将軍が「精神障害者と記載するのはすぐに止め、男でもなく女でもなくニューハーフを差別するのでもない新しい第3の性別名を探してみる」と述べた。「第3の性別名」が決まるまでの間は、徴兵検査を受けるニューハーフは「30日以内に完治しない病気に罹っている」として不合格にすることとなった。さらに「第3の性別名を適用されるためには、3年間連続で彼らが真剣に女性として生きようとしていることを証明するレポートを軍に提出しなければならない」とソムキアット将軍は述べた。ちなみに徴兵検査参加者のうちニューハーフが占める割合は毎年1%未満である。




    徴兵とは関係ないですが、、、、
    4/6からテレビ東京でママはニューハーフという昼ドラが始まります。
    ニューハーフが子育てをするという内容のドラマ。
    新しい家族のあり方であり、これは一例にすぎないと思いますが、
    色々な形があっていいと思うし、それと共存できる社会を望みます。

    http://www.tv-tokyo.co.jp/mama/